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Filmoraのノイズ除去・音量調整|音声編集を徹底解説

Filmoraのノイズ除去と音量調整をイメージした音声編集画面とマイク・ヘッドホン

こんにちは、ツール見極め帳のTAKです。

Filmoraで動画を編集していると、「話し声の後ろに入ったサーッという音を消したい」「動画ごとにバラバラな音量をそろえたい」「BGMを入れたら声が聞こえなくなった」といった音の悩みが出てきますよね。

Filmoraには、AIノイズ除去、ハムノイズ除去、ヒス除去、リバーブ除去、AI音声補正、オートノーマライズ、フェードなど、音声を調整する機能がまとまっています。

ただ、全部を一度に使えば音が良くなるわけではありません。

私がおすすめする順番は、ノイズを少し減らす→声の音量差を合わせる→BGMとのバランスを決める→イヤホンとスピーカーで確認する、です。

特にノイズ除去をかけすぎると、声まで削られて機械的に聞こえる場合があります。

この記事では、Filmoraでノイズを減らす方法から音量調整、フェードイン・フェードアウト、音声分離、音が出ない場合の確認方法まで順番に解説します。

この記事でわかること
  1. Filmoraでノイズや雑音を減らす方法
  2. 声の音量差を聞きやすく調整する方法
  3. BGMのフェードや音声分離の使い方
  4. Filmoraで音が出ない場合の確認方法

Filmoraの音声編集でできること

Filmoraの音声編集では、単純にボリュームを上げ下げするだけではなく、話し声の補正、ノイズの低減、左右のバランス、フェード、ピッチなどを一つの編集画面から設定できます。

ただし、音の問題によって使う機能は変わります。最初に「何が聞きにくいのか」を確認してから触るのがコツです。

音を直す順番を先に決める

音声編集で迷ったら、最初に元動画を一度そのまま再生してみてください。

例えば、エアコンのような一定の「サーッ」という音が入っているのか、電気的な「ブーン」という音なのか、部屋の反響が目立つのか、それとも単純に話し声が小さいだけなのかを聞き分けます。

ここを飛ばしてAI音声補正やノイズ除去を次々に適用すると、どの設定によって音が変わったのか分からなくなりがちです。

私なら、まずノイズを減らし、そのあと音量差を調整します。最後にBGMや効果音を追加して、話し声とのバランスを決めます。

おすすめの音声編集順

ノイズ確認 → ノイズ除去 → 声の補正 → 音量調整 → BGM追加 → フェード → 全編確認、という順で進めると原因を見失いにくいですよ。

Filmora 15.7.3で確認

この記事では、私が実際に操作しているFilmora 15.7.3のPC版を基準に説明しています。

動画クリップを選択してオーディオ編集を開くと、音量や左右バランス、フェード、ピッチだけでなく、AI音声補正やノイズ関連の項目も確認できます。

Filmoraの基本操作そのものがまだ分からない場合は、先にFilmoraの使い方を初心者向けに解説した記事を確認すると、素材の読み込みからタイムライン編集までつながりやすいかなと思います。

なお、Filmoraはアップデートで画面配置や機能名が変わることがあります。この記事と表示が異なる場合は、使用中のバージョンも確認してください。

Filmoraでノイズを減らす方法

Filmoraで雑音を減らしたい場合は、オーディオ設定にあるノイズ関連の機能を使います。

重要なのは、すべての雑音をゼロにしようとしないこと。話し声とノイズは一部の周波数が重なっているため、処理をかけすぎると声まで不自然になる場合があります。

AIノイズ除去を使う

まずタイムライン上で音声を含む動画クリップ、または音声クリップを選択します。

オーディオ編集画面を開くと、Filmora 15.7.3ではAIノイズ除去を含むノイズ関連の設定を確認できました。撮影時に入った背景音を目立ちにくくしたい場合は、ここから調整します。

Filmora公式ユーザーガイドでも、AIスピーチエンハンスメント、通常ノイズ除去、リバーブ除去、ハムノイズ除去、ヒス除去などの音声処理が案内されています。(出典:Wondershare Filmora公式「オーディオを調整する」)

最初から処理量を大きくするのではなく、少し適用してから同じ場所を何度か再生してください。

特に「さ」「し」「す」のような音や、息遣いが変になっていないかを聞くと違いを見つけやすいです。

FilmoraでAIノイズ除去やリバーブ、ハムノイズ、ヒスを調整するオーディオ設定画面

FilmoraでAIノイズ除去やリバーブ、ハムノイズ、ヒスを調整するオーディオ設定画面

ノイズ除去をオンにしたら、必ずオン・オフを切り替えて比較するのがおすすめです。「処理後の方が静か」という点だけではなく、「声が自然に聞こえるか」で判断してください。

ノイズ除去前後を実際に比較

食洗器の動作音を収録し、同じ音声にFilmoraのノイズ除去を適用して比較しました。まずは処理前の音声です。

次に、Filmoraでノイズ除去を適用した後の音声です。

同じ録音素材を使っているので、食洗器の連続音がどの程度変化するかを比較できます。

ノイズだけでなく、残したい音まで不自然になっていないかも確認してみてください。

ハムやヒスを個別に減らす

Filmoraには、ノイズの種類に合わせて調整できる項目があります。

ハムノイズは、電源や電気機器などが原因で聞こえる「ブーン」という一定の音を指します。一方、ヒスノイズは「サーッ」と聞こえる高めの雑音です。

このような一定のノイズなら、対象に合った処理を使うことで目立ちにくくできる場合があります。

ただし、街中の車、人の声、食器の音、突然吹いた風など、時間によって変化する音は単純ではありません。話し声と重なっている部分まで完全に取り除こうとすると、必要な声まで変わってしまいます。

ノイズ除去は「無音にする機能」ではありません。

雑音が少し残っていても、話し声が自然に聞こえる方が完成動画として聞きやすいことがあります。静かさだけを基準にしないでください。

リバーブ除去は反響音向け

壁の多い部屋や何も置いていない部屋で録音すると、声が少し遅れて返ってくるような反響が入ることがあります。

このような場合に確認したいのがリバーブ関連の補正です。エアコン音やヒスとは原因が違うため、通常のノイズ除去だけで追い込むより、反響音向けの項目を試す方が自然に聞こえることがあります。

とはいえ、反響が大きく入ってしまった録音を、あとから完全にスタジオ録音のように変えるのは難しいです。

編集だけに頼らず、次回撮影ではマイクを口元へ近づけたり、壁から距離を取ったりする方が効果を感じやすいですよ。

ノイズ除去をかけすぎない

Filmoraでノイズ除去を試していると、雑音が減るのが面白くて、つい処理量を上げたくなるかもしれません。

しかし、ノイズと声は完全に別々の音ではありません。処理を上げすぎると、声の一部まで削られ、「水の中で話しているような音」「金属っぽい声」に聞こえることがあります。

多少の環境音を残してでも、人の声が自然に聞こえるところで止めるのが私のおすすめです。

◆TAKのワンポイントアドバイス

ノイズ除去を判断するときは、セリフがない場所だけを聞かないでください。無音部分ではきれいでも、話している部分で声が変わることがあります。必ず会話中をオン・オフで比べると失敗しにくいですよ。

Filmoraで音量を調整する

ノイズを減らしたら、次は音量です。動画の途中で話し声が急に小さくなったり、別のクリップへ切り替わった瞬間だけ大きくなったりすると、視聴者はそのたびに音量を操作する必要があります。

Filmoraでは手動調整とオートノーマライズを使い分けながら、動画全体の聞こえ方を合わせられます。

基本の音量を手動で変える

クリップを選択してオーディオ設定を開くと、基本項目から音量を変更できます。

ここでは音量だけでなく、左右のバランス、フェードイン、フェードアウト、ピッチなども確認できます。

Filmoraで音量、左右バランス、フェードイン、フェードアウト、ピッチを調整する画面

Filmoraで音量や左右バランス、フェード、ピッチを調整する基本オーディオ設定

話し声が小さいからといって、いきなり大幅に音量を上げる必要はありません。音量を上げると、声と一緒に背景ノイズも目立つ場合があるからです。

先にノイズを確認し、そのあと必要な分だけ声を上げる。この順番の方が扱いやすいかなと思います。

オートノーマライズを使う

複数の動画をつなげたときに音量差が気になる場合は、オートノーマライズも試せます。

撮影場所やマイクとの距離が変わると、同じ人が話していてもクリップごとの聞こえ方が変わります。オートノーマライズは、こうした音量差を合わせる入口として便利です。

FilmoraでAI音声補正とオートノーマライズを設定するオーディオ編集画面

FilmoraでAI音声補正やオートノーマライズを設定する画面

ただし、ボタンを押しただけで動画全体が必ず理想的な音量になるわけではありません。

例えば、あえて小声で話している場面と普通に話している場面まで同じ印象にすると、映像の雰囲気が変わることがあります。

そのため、自動調整を使ったあとも最初から最後まで聞いて確認してください。

AI音声補正についても同じです。声が聞き取りやすくなるかを確認しつつ、元の話し方から離れすぎていないか比べてみましょう。

タイムラインから音量を変える

Filmoraでは設定パネルだけでなく、タイムライン上から音量を変更する方法もあります。

音声クリップ上の音量ラインを上下させれば、プレビューを見ながら調整できます。共有している実機画面では、タイムライン上から+4dBへ変更した状態を確認できます。

Filmoraのタイムライン上で音量ラインを動かして音声レベルを調整する方法

Filmoraのタイムライン上で音量ラインを動かして調整する方法

セリフを聞きながら少しずつ変更したいときには、この方法が分かりやすいです。

ただし、特定の一言だけ大きくしたい場合と、クリップ全体を上げたい場合では作業方法が変わります。必要ならクリップを分割するなどして、変更する範囲を限定すると扱いやすくなります。

声とBGMを聞きやすくする

話し声が聞きやすくなっても、BGMを追加した瞬間に聞こえにくくなることがあります。

音声編集では「BGMが聞こえるか」ではなく、まず「言葉が無理なく聞き取れるか」を基準にしてください。

声を先に決めてBGMを下げる

ナレーションや会話が中心の動画では、最初に声の音量を決め、そのあとBGMを加える方法がおすすめです。

BGMを先に気持ちよく聞こえる音量へ設定してしまうと、あとから声まで上げることになり、動画全体が必要以上に大きな音になりがちです。

まずBGMなしで会話を聞き、無理なく言葉が分かる状態にします。次にBGMを追加し、声を邪魔しないところまで下げてください。

曲によっても聞こえ方はかなり変わります。ピアノ中心の静かな曲と、ボーカルや高音の多い曲では、同じ音量設定でも人の声との重なり方が違います。

そのため、「BGMは必ずこの数値」という決め方より、実際の動画を再生して判断する方が確実ですよ。

フェードインとアウトを入れる

Filmoraでは音声設定からフェードインとフェードアウトを設定できます。

フェードインは音を少しずつ大きくし、フェードアウトは少しずつ小さくする処理です。

例えば、動画冒頭からBGMがいきなり最大音量で始まると唐突に感じることがあります。そこで短いフェードインを入れると、映像へ自然に入っていきやすくなります。

エンディングも同じです。動画が終わる瞬間に曲をぶつ切りにするより、最後へ向かって少しずつ音を下げると、締め方が自然になります。

ただし、フェード時間を長くしすぎると、いつまでも音量が変化し続けて落ち着かない場合があります。動画のテンポに合わせて調整してください。

ダッキングで会話を聞きやすく

話し声がある場所だけBGMを下げたい場合は、オーディオダッキングも候補になります。

ダッキングは、会話などの基準となる音が入っている間、重なっている別の音を小さくする考え方です。ナレーションが始まったらBGMを下げ、話し終わったら戻すような編集に向いています。

Filmora公式ユーザーガイドでも、人が話しているときにバックグラウンドミュージックなどの音量を下げ、会話を聞き取りやすくする機能としてオーディオダッキングが説明されています。(出典:Wondershare Filmora公式「オーディオダッキング」)

手動でBGMを細かく上下させるより作業を減らせる場合がありますが、自動処理後の聞こえ方は必ず確認しましょう。

短い一言のたびにBGMが上下すると、かえって音量変化が気になるケースもあります。動画全体の雰囲気を聞きながら使うのがおすすめです。

動画から音声を分離する

Filmoraの「音声分離」を調べている場合は、何を分離したいのかで操作が変わります。

動画クリップに含まれる音声を映像とは別のトラックとして編集したい場合は、動画からオーディオを分離します。

分離後は、映像を残したまま音だけ削除したり、ノイズ除去やフェードを音声側だけへ設定したりできます。

一方で、一つの音源に混ざっている歌声と伴奏を分けることは、動画から音声トラックを取り出す操作とは別です。歌声と楽器を分けたい場合は、ボーカル除去など対応する機能を確認してください。

「映像と音を分けたい」のか、「音楽の中から歌声だけを分けたい」のかで使う機能が違います。検索すると同じ「音声分離」という言葉で出てくることがあるため、ここは混同しやすいポイントです。

スマホ版でも音声を調整できる

FilmoraにはPC版だけでなくスマホ版もあり、スマートフォンで撮影した動画をそのまま編集できます。

短いSNS動画ならスマホだけでも進めやすいですが、PC版とは画面構成や設定項目が同じではありません。

スマホ版でノイズを減らす

Filmoraモバイル版でも、動画クリップを選択して音声関連の編集からノイズ処理を利用できます。

私が確認した画面では、ノイズ除去処理を行ったあと、そのままタイムラインへ戻って編集を続けられました。

Filmoraモバイルアプリで動画のノイズ除去処理が完了した編集画面

Filmoraモバイルアプリで動画のノイズ除去処理が完了した編集画面

スマホで撮影して、そのまま短い動画として公開するなら便利です。

一方、長時間の動画で複数の音声トラックやBGMを細かく調整する場合は、横長のタイムラインを使えるPC版の方が操作しやすいと私は感じます。

両方の違いは、Filmoraスマホ版とPC版の使い方を比較した記事でも詳しく紹介しています。

スマホ版で音量とフェードを変更

スマホ版でもクリップの音量変更やフェード設定ができます。

撮影から投稿までスマホだけで完結させる場合は、ノイズ処理をしたあとに声の音量を確認し、必要ならBGMへフェードを付ける流れで進めると分かりやすいです。

ただし、スマホ本体のスピーカーだけで音を判断すると、低い音や細かなノイズに気づきにくい場合があります。可能ならイヤホンでも一度聞いてください。

Filmoraで音が出ないとき

ノイズ除去や音量調整以前に「Filmoraからまったく音が出ない」という場合は、編集設定だけでなく、パソコン側の出力先まで確認する必要があります。

複数の原因を一度に触るのではなく、簡単な項目から順番に見ていきましょう。

ミュートと音量を確認する

最初に確認したいのは、クリップとトラックのミュートです。

音声クリップ自体の音量が0になっていないか、音声トラックがミュートされていないかを見てください。

動画を読み込んだ直後から音が出ない場合は、タイムライン上に音声波形が表示されているかも確認します。

波形が存在するのに聞こえないなら、ミュートや出力先の問題を疑いやすくなります。

一方、波形自体がない場合は、読み込んだ動画に音声が含まれているかも確認してみましょう。

出力先とBluetoothを確認

Filmora側に問題がなくても、WindowsやMacの音声出力が別の機器になっていると聞こえません。

特にBluetoothイヤホンや外部ディスプレイを使っている場合は要注意です。

以前接続したイヤホンへ音が送られていたり、HDMI接続したディスプレイが出力先になっていたりすることがあります。

Filmoraだけ音が聞こえないと思ったときも、まずパソコンの音量アイコンから現在の出力先を確認してください。

音声波形とコーデックを確認

MP4やMOVという拡張子が同じでも、中に入っている音声方式まで同じとは限りません。

そのため、特定の動画だけFilmoraで音が出ない場合は、別の動画を読み込んで比較する方法が役立ちます。

別ファイルなら正常に音が出るのであれば、Filmora全体の設定より、その素材固有の音声形式やファイル状態を確認しやすくなります。

スマホの特殊な録画アプリや他ソフトから作成した動画で発生する場合は、一般的な形式へ変換してから読み込む方法も候補です。

ただし、元ファイルは上書きせず残しておいてください。

書き出した動画だけ無音のとき

編集画面では音が出るのに、完成した動画だけ無音になる場合は、エクスポート設定や完成ファイル側を確認します。

まずFilmora上で最後まで正常に音が聞こえるかを確認し、そのあと短い範囲だけテスト書き出ししてみてください。

完成ファイルをFilmora以外の動画プレーヤーでも再生すると、編集画面固有の問題なのか、書き出したファイルそのものの問題なのかを切り分けやすくなります。

エクスポート設定や保存方法は、Filmoraの書き出し・保存方法を解説した記事で詳しく確認できます。

音声編集で失敗しやすい点

Filmoraには音を補正する機能が数多くありますが、元の録音状態によって仕上がりには限界があります。

編集で何とかしようとする前に、元データを残すことと、完成動画を複数の再生環境で聞くことを意識してください。

除去前に元音声を残しておく

ノイズ除去やAI音声補正を試す前に、元音声へ戻せる状態を残しておくことをおすすめします。

例えば、クリップを複製して片方だけへ処理を加えれば、変更前と変更後を聞き比べやすくなります。

音声は映像より変化を説明しにくく、「なんとなく聞きにくくなった」と感じても原因が分からなくなりがちです。元データが残っていれば、いつでも基準へ戻れます。

録音時に大きく音割れした声や、声そのものがほとんど聞こえない素材は、あとから完全に元へ戻せないこともあります。だからこそ、補正前のデータは残しておきたいところです。

風切り音は完全に消えない

屋外撮影で困りやすいのが風切り音です。

風がマイクへ直接当たると、「ボコボコ」「ゴーッ」という大きな音になり、人の声と重なることがあります。

このような音は、一定のヒスやハムとは性質が違うため、ノイズ除去だけで完全に消すのは難しい場合があります。

編集で目立ちにくくすることは試せますが、話し声まで変わってしまうなら処理を戻す判断も必要です。

次回の撮影では、マイクへ風防を付ける、風上へマイクを向けない、口元へマイクを近づけるなど、録音時の対策もかなり重要ですよ。

イヤホンだけで判断しない

音声編集が終わったら、私は一つの再生機器だけで判断しない方がいいと思います。

イヤホンでは小さなノイズまで聞こえますが、スマートフォンやノートパソコンのスピーカーでは、声とBGMのバランスが違って聞こえることがあります。

そこで、まずイヤホンでノイズや音割れを確認し、そのあとスピーカーでも会話が聞き取りやすいか確認します。

イヤホンではきれいなのに、スマホで再生するとBGMばかり目立つということは珍しくありません。公開する前に複数の環境で聞いてみてください。

◆TAKのワンポイントアドバイス

音声編集は「ノイズをどこまで消せたか」より、「最初から最後まで疲れずに聞けるか」で判断すると分かりやすいです。少し環境音が残っていても、声が自然で音量変化が少ない方が私は見やすいと感じます。

Filmoraの機能名やAI機能の利用条件は、バージョンやプランによって変更される可能性があります。正確な情報はFilmora公式サイトをご確認ください。また、Filmora内のBGMや外部音源を商用動画へ使用する場合は、音源ごとの利用条件や著作権も確認してください。判断が難しい用途では、必要に応じて最終的な判断は専門家にご相談ください。

Filmoraの音声編集FAQ

最後に、Filmoraのノイズ除去や音量調整をするときに出やすい疑問をまとめます。

Filmoraの音声編集FAQ

Q1. Filmoraでノイズ除去はできますか?

A. はい。Filmora 15.7.3では、AIノイズ除去に加えてリバーブ、ハムノイズ、ヒスなどを調整する項目を確認できます。ただし、処理量を上げすぎると話し声まで不自然になる場合があるため、オン・オフを聞き比べながら少しずつ調整するのがおすすめです。

Q2. Filmoraで風切り音も消せますか?

A. ノイズ処理で目立ちにくくできる場合はありますが、風切り音が話し声と重なっていると完全に取り除くのは難しいことがあります。声が変わるほど処理するより、自然に聞こえる範囲で止める方がよいでしょう。次回撮影では風防やマイク位置による対策も有効です。

Q3. Filmoraでフェードアウトするには?

A. 音声クリップを選択し、オーディオの基本設定からフェードアウトを調整します。フェードインも同じ画面で設定できます。BGMの開始や動画の終わりへ使うと、音が突然始まったり途切れたりする印象を減らせます。

Q4. Filmoraで動画と音声を分離できますか?

A. はい。動画クリップから音声を分離すれば、映像とは別の音声トラックとして編集できます。ただし、動画から音声を取り出す操作と、曲の歌声と伴奏を分ける操作は別です。後者を行いたい場合はボーカル除去など対応する機能を確認してください。

Q5. Filmoraで音が出ない場合は?

A. まずクリップとトラックがミュートされていないか、音量が0になっていないかを確認してください。そのあと音声波形、WindowsやMacの出力先、Bluetooth機器、素材の音声形式を見ます。編集画面では聞こえるのに完成動画だけ無音なら、短い範囲をテスト書き出しして確認すると原因を切り分けやすいです。

Filmoraの音声編集まとめ

Filmoraでは、ノイズ除去、AI音声補正、オートノーマライズ、音量調整、フェード、音声分離などを使いながら、動画の音を聞きやすくできます。

ただ、音声編集は機能をたくさん使うほど良くなるわけではありません。

  • 最初に元の音声を聞いて問題を確認する
  • ノイズ除去は声が自然な範囲で止める
  • ノイズ処理後に話し声の音量差を合わせる
  • 声を基準にしてBGMの音量を決める
  • 必要に応じてフェードやダッキングを使う
  • 最後はイヤホンとスピーカーの両方で確認する

特に大切なのは、ノイズを消し切ることより、人の声を自然に聞き取れる状態へ仕上げることです。

少し雑音が残っていても、声が自然で、場面ごとの音量差が少なく、BGMが会話を邪魔していなければ十分に聞きやすい動画になります。

Filmoraで音声を調整するときは、ノイズ除去→音量調整→BGM→フェードの順番で進め、最後に最初から最後まで通して再生してみてください。

それだけでも音声編集で迷う場面はかなり減るかなと思います。

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