
PowerDirectorで動画のカット、逆再生、ズーム編集を行っている動画編集画面
こんにちは、ツール見極め帳のTAKです。
PowerDirectorで動画編集を始めると、「不要な部分を切りたい」「一部だけ逆再生したい」「映像を少しずつズームしたい」といった操作を使いたくなりますよね。
私も実際に操作してみましたが、PowerDirectorはカット、逆再生、ズームといった基本的な編集機能へ比較的たどり着きやすいと感じました。カットはタイムライン付近からすぐ実行でき、逆再生やパン/ズームも動画編集メニューから開けます。
ただ、最初から演出をたくさん入れる必要はありません。まずカットで動画全体のテンポを作り、そのあと必要な場所だけ逆再生やズームを加える方が、仕上がりを確認しやすいですよ。
- PowerDirectorで動画をカット・トリミングする方法
- 動画全体または一部分だけ逆再生する方法
- パン/ズームとキーフレームを使い分ける方法
- 画像を動かしてスライドショーを作る考え方
PowerDirectorでカットする方法
動画編集では、エフェクトを加える前に不要部分を取り除く作業がかなり大切です。
撮影開始直後の揺れ、話し始める前の沈黙、同じ場面が続く部分などを残したままでは、演出を加えても動画が間延びして見えます。
PowerDirectorでは、タイムライン上で動画を分割して不要な部分を削除できます。
私が操作したときも、分割ボタンがタイムラインのすぐ近くにあり、初めてでも見つけやすい配置でした。
動画を分割して不要部分を消す
まず編集する動画をメディアルームへ読み込み、タイムラインへ配置します。そのあと、切りたい位置まで再生ヘッドを動かしてください。
再生ヘッドとは、タイムライン上に表示される現在位置を示す線です。プレビューを再生しながら止めてもよいですし、タイムライン上をクリックして直接移動しても構いません。
切りたい位置に合わせたら、タイムライン付近にある分割ボタンを押します。これで1本だった動画クリップが2つに分かれます。
今回実際に行った流れはこちらです。

動画をタイムラインへ配置し、再生ヘッドを分割位置に移動して分割ボタンを押し、クリップを2つに分ける流れです。
例えば、10秒の動画から3秒から7秒の部分だけ残したい場合は、3秒地点と7秒地点の2か所を分割します。そのあと前後の不要なクリップを削除すれば、中央の4秒だけを残せます。
◆TAKのワンポイントアドバイス
最初から1フレーム単位で完璧に切ろうとすると時間がかかります。私はまず大まかに不要部分を切り、そのあとプレビューを見ながら切る位置を微調整する方が編集しやすいと感じました。
トリミングとの違いを知る
PowerDirectorの操作を調べると、「カット」「分割」「トリミング」という言葉が出てきます。似ていますが、少し意味が違います。
分割は1本のクリップを途中で2つに分ける操作です。一方、トリミングはクリップの先頭や末尾など、不要な範囲を短くする操作として考えると分かりやすいでしょう。
例えば、撮影ボタンを押した直後の2秒間だけ不要なら、クリップ先頭を短くするだけで済みます。
途中の言い間違いを削除したいなら、その前後を分割して中央を消す方法が使いやすいです。
| やりたいこと | 使いやすい操作 |
|---|---|
| 動画の冒頭を短くする | トリミング |
| 動画の最後を短くする | トリミング |
| 途中の失敗部分を削除する | 分割して削除 |
| 一部分だけ別の演出を付ける | 分割 |
| 一部分だけ逆再生する | 分割後に逆再生 |
カットだけでなく、素材の読み込みから文字入れ、音声調整、書き出しまで一通り知りたい場合は、PowerDirectorの使い方を初心者向けに解説した記事もあわせて確認してみてください。
カット後は隙間を確認する
不要なクリップを削除したあとに気を付けたいのが、タイムライン上の空白です。
削除した部分がそのまま空いていると、その時間だけ映像が途切れることがあります。削除後は後ろのクリップを前へ詰め、前後が自然につながっているかプレビューで確認してください。
特に音声付きの動画では、映像だけで判断すると切りすぎることがあります。会話の途中や環境音が急に切れていないかも一緒に確認すると自然です。
カット編集では映像だけでなく音も確認するのがポイントです。映像上では問題がなくても、声の語尾や環境音が途中で途切れるとカットした場所が目立ってしまいます。
PowerDirectorで逆再生する方法
逆再生は、通常は前へ進む動きを後ろ向きに再生する演出です。
落ちた物が手元へ戻る、走り去った車が戻ってくる、水が上へ流れるといった映像を簡単に作れます。
PowerDirectorでは逆再生機能が動画編集メニュー内に用意されており、私が実際に探したときも比較的すぐ見つけられました。
動画クリップを逆再生する
逆再生したい動画をタイムラインへ配置したら、そのクリップをクリックして選択します。
続いて動画編集メニューから速度に関する項目を開き、「動画を逆再生」を有効にします。設定後はプレビューで動きを確認してください。
今回の実操作では、次の流れで設定できました。

PowerDirectorで動画を逆再生する流れを、タイムラインへの配置、速度メニュー、逆再生の有効化、プレビュー確認の4段階で示しています。
ボタンを押した瞬間に映像が左右反転するわけではありません。動画の時間の流れそのものが逆方向になります。
例えば列車が画面左から右へ走る動画なら、逆再生すると本来の終点からスタートし、元の位置へ戻っていく映像になります。
動画の一部分だけ逆再生する
逆再生は動画全部に使う必要はありません。むしろ数秒だけ使う方が、演出として分かりやすいことも多いです。
一部分だけ逆再生したい場合は、先ほど説明した分割操作を組み合わせます。
例えば10秒のクリップのうち、4秒から6秒だけ逆再生したいなら、4秒地点と6秒地点で分割してください。すると動画が3つのクリップに分かれます。
その中央のクリップだけを選択し、「動画を逆再生」を有効にすれば、前半は通常再生、中間だけ逆再生、後半は再び通常再生という構成を作れます。
一部分だけ逆再生したいときは、先に分割してから逆再生を設定します。PowerDirectorではクリップ単位で編集できるため、この方法を覚えておくと速度変更やエフェクトにも応用できます。
逆再生を使いすぎない
逆再生は見た目の変化が大きいため、初めて使うといろいろな場面へ入れたくなるかもしれません。しかし、長時間続けると動画の内容が分かりにくくなることがあります。
例えば旅行動画なら、普通に街を歩いている映像を何十秒も逆再生するより、「ジャンプした瞬間だけ戻す」「飲み物を注ぐ動きを戻す」といった短い使い方の方が意図が伝わりやすいでしょう。
また、動画に音声が含まれている場合は要注意です。逆再生によって音声も不自然に聞こえることがあるため、必要に応じて元音声を小さくしたり、BGMや効果音へ置き換えたりすると見やすくなります。
逆再生を使う前に、元のクリップを複製して残しておくと安心です。編集途中で通常再生へ戻したくなった場合にも比較しやすくなります。
PowerDirectorでズームする方法
映像の一部分を大きく見せたいときはズームが便利です。遠くに映った被写体を目立たせたり、静止画にゆっくり動きを付けたりできます。
PowerDirectorでは、手軽に動きを付けるパン/ズームと、変化のタイミングを細かく決められるキーフレームを使い分けられます。
パン/ズームで動画を拡大する
簡単にズームさせたい場合は、パン/ズーム機能を使うと分かりやすいです。
動画クリップをタイムラインへ配置して選択し、動画編集メニューからパン/ズームを開きます。表示される枠を調整して、拡大して見せたい範囲を決めてください。
実際に列車の動画で試したところ、枠を小さくして列車周辺へ合わせることで、元動画より列車を大きく表示できました。

PowerDirectorのパン/ズーム画面で青い枠を縮小し、列車を中心に拡大して表示する範囲を決めています。
枠を小さくするほど、完成動画ではその範囲が大きく表示されます。ただし、元動画の一部分を引き伸ばすことになるため、極端に拡大すると画質の粗さが目立つ場合があります。
特にフルHD動画から大幅に拡大する場合は、プレビュー画面だけで判断せず、実際の表示サイズでも確認するのがおすすめです。
ズーム後の見え方を確認する
パン/ズームを設定したら、必ずクリップの最初から最後まで再生して確認してください。
編集画面で静止した1フレームだけを見ると問題がなくても、実際に動かすと被写体が枠から外れたり、ズーム速度が速すぎたりすることがあります。
今回設定した列車の動画では、パン/ズーム適用後に列車が画面内で大きく表示されました。

パン/ズームを設定した結果、踏切を通過する列車がプレビュー画面に大きく表示されています。
ズームは「大きくすればするほど見やすい」というものでもありません。被写体の周囲を少し残した方が、どこを映しているのか視聴者が理解しやすい場面もあります。
◆TAKのワンポイントアドバイス
ズームするときは、被写体を画面いっぱいにするより「何を見せたいのかが分かる程度」にとどめる方が自然かなと思います。特に人物や乗り物など動く被写体では、余白を少し取っておくと枠から外れにくいですよ。
キーフレームでズームを作る
決められた動きではなく、「ここからゆっくり拡大したい」「途中で止めたい」「最後に元の大きさへ戻したい」といった編集をしたい場合はキーフレームが便利です。
キーフレームは難しそうに聞こえますが、考え方はシンプルです。時間ごとに位置や大きさを記録し、その間をPowerDirectorに動かしてもらう機能だと考えてください。
キーフレームの仕組み
例えば5秒間の画像を、最初は100%の大きさ、最後は130%の大きさにしたいとします。
まず0秒地点で通常サイズを記録し、5秒地点で少し大きくした状態を記録します。すると、その2地点の間をPowerDirectorがつないでくれるため、徐々に拡大する動きになります。
映画やドキュメンタリーで静止画がゆっくり近づいてくる演出を見たことがある方も多いでしょう。同じような動きを作れます。
| 時間 | 設定例 | 画面の見え方 |
|---|---|---|
| 0秒 | 100% | 通常サイズ |
| 3秒 | 115% | 少し拡大 |
| 6秒 | 130% | さらに拡大 |
途中にもキーフレームを追加すれば、一定速度で拡大するだけでなく、途中から動きを変えることも可能です。

PowerDirectorでキーフレームを追加し、拡大縮小や位置を変えてアニメーションを作成する手順を4ステップで示した画像
パン/ズームとの使い分け
パン/ズームとキーフレームは、どちらも画面を動かしたり拡大したりできます。そのため「どちらを使えばよいの?」と迷いやすいところです。
私なら、簡単に拡大したいだけならパン/ズームを使います。数秒のクリップへさっと動きを付けたい場合なら、それで十分です。
一方、「2秒目から拡大したい」「4秒地点で一度止めたい」「最後に右方向へ移動したい」といった指定があるなら、キーフレームの方が向いています。
手軽さならパン/ズーム、動きを細かく決めるならキーフレームと考えると迷いにくいです。
ズームの速度にも注意する
キーフレームでズームするときに見落としやすいのが、拡大率だけでなく「どれくらいの時間をかけて動くか」です。
同じ100%から130%へのズームでも、1秒で変化するとかなり急に見えます。一方、5秒や10秒かけるとゆっくり近づく印象になります。
説明動画で画面上の小さなボタンを見せたいなら速めのズームでもよいでしょう。旅行動画や写真を見せるスライドショーなら、ゆっくり変化させた方が雰囲気を保ちやすいです。
あなたが見せたいのは「ズームという演出そのもの」でしょうか。それとも「ズームした先にある被写体」でしょうか。後者なら、動きは控えめなくらいが見やすいことも多いですよ。
PowerDirectorで画像を動かす
キーフレームは動画だけでなく画像にも使えます。写真をタイムラインへ置いて位置や大きさを変化させれば、静止画でも動きのある映像にできます。
写真を何枚も並べるスライドショーでは、この使い方を覚えておくと表現の幅がかなり広がります。
画像を左右へ動かす
画像をタイムラインへ配置したら、最初の位置でキーフレームを追加します。そのあと再生ヘッドを後ろへ移動し、画像そのものの位置を変更してください。
例えば最初は画面左寄り、5秒後には右寄りへ設定すると、その間を画像がゆっくり移動します。
横長の集合写真を見せるときなどは便利です。
最初に左側の人物を映し、時間とともに右側へ移動させれば、1枚の写真を画面いっぱいに見せながら順番に注目させられます。
位置だけでなく大きさも同時に変えれば、移動しながらズームすることもできます。
ただし、最初から位置、拡大、回転などを全部変えると動きが落ち着かなくなるため、まずは位置と拡大だけで試すのがおすすめです。
画像の表示時間を決める
静止画を動かす場合、画像自体の表示時間も重要です。
例えば写真を3秒しか表示しないのに、左端から右端まで大きく動かすとかなり忙しく見えます。
反対に10秒程度表示する写真なら、ゆっくり移動させても視聴者が内容を確認できます。
人物写真、風景、画面キャプチャなど、写真の内容によって適切な時間は変わります。文章を読ませる画像なら長め、単純な風景なら少し短めでもよいでしょう。
静止画をズームすると元画像の解像度によっては粗さが目立ちます。特に小さな画像を大きく拡大する場合は、完成動画の解像度とのバランスも確認してください。
文字を動かす場合にも応用できる
キーフレームの考え方は画像だけに限りません。位置や大きさを変更できる要素であれば、タイトルなどの動きを作るときにも応用できます。
例えば画面外から文字を入れたり、少しずつ大きくしたりする演出です。
ただ、文字そのものの作成方法や字幕とは操作が少し異なります。
文字入れや自動文字起こしまで使いたい場合は、PowerDirectorの文字入れ・字幕・文字起こし方法で詳しく解説しています。
スライドショーを作る方法
PowerDirectorでは複数の写真を使ってスライドショー形式の動画も作れます。
家族写真、旅行写真、イベントの記録、商品写真などを順番に表示し、必要に応じてズームや移動を加えれば、写真だけでも動画として見せやすくなります。
写真をタイムラインへ並べる

PowerDirectorのタイムラインに複数の写真を並べ、画像のスライドショーを作成している編集画面
自分で細かく作りたい場合は、写真をメディアルームへ読み込み、タイムラインへ順番に並べます。
この方法のよいところは、1枚ずつ表示時間や動きを変えられることです。
例えば最初の風景写真は5秒表示してゆっくりズーム、次の人物写真は4秒固定、その次の集合写真は横方向へ移動するといった変化を付けられます。
すべての写真へ別々の動きを付ける必要はありません。むしろ同じ動きが連続すると機械的に見えるため、動かさない写真を混ぜるのも方法のひとつです。
ズームで写真に動きを付ける
写真だけの動画では画面そのものが動かないため、長時間表示すると静かに感じることがあります。そこでパン/ズームやキーフレームを使います。
例えば旅行写真なら、広い街並みから建物へゆっくり近づいたり、集合写真の端から中央へ視線を移したりできます。
ただし、すべての写真を常にズームさせる必要はありません。
動かす写真、止める写真、少しだけ拡大する写真を混ぜると、映像に変化を付けながら写真そのものも見やすくなります。
◆TAKのワンポイントアドバイス
スライドショーを作るときは、最初に写真の順番だけ決め、そのあと表示時間、最後にズームや文字を追加すると作業しやすいです。最初から1枚ずつ完成させるより、動画全体の流れを先に作る方がやり直しも減らせます。
PC版とスマホ版で操作が違う
PowerDirectorにはパソコン版だけでなく、Android、iPhone、iPad向けのアプリもあります。
スマホ版でもカット、速度変更、キーフレームなどを利用できますが、画面構成やボタンの位置はPC版と同じではありません。
短いスライドショーやSNS動画ならスマホでも作りやすいですが、多数の写真を並べて細かくタイミングを調整する場合は、大きなタイムラインを表示できるPC版の方が作業しやすいと私は感じます。
端末ごとの違いを確認したい場合は、PowerDirectorスマホ版とPC版の違いも参考にしてください。
編集するおすすめの順番
カット、逆再生、ズーム、キーフレームを覚えると、いろいろ試したくなります。ただ、編集の順番を決めておいた方が途中で修正しやすくなります。
先にカットを済ませる
私がおすすめするのは、まずカットを済ませる方法です。
例えば30秒の素材へズームや逆再生を細かく設定したあとで、結局その半分を削除することになれば、せっかく設定した演出も不要になってしまいます。
そこで最初は、必要な場面だけを残します。動画全体を一度再生して、明らかに不要な部分から切っていきましょう。
撮影開始直後、撮影終了前、カメラを動かしている途中、同じ内容が続く場面などは削りやすいところです。
次に逆再生やズームを加える
カットが終わり、動画全体の長さが決まったら演出を加えます。
逆再生を使いたい場面があれば必要な範囲を分割し、そのクリップだけに適用します。ズームしたい場所ではパン/ズームまたはキーフレームを設定してください。
ここでも全部の場面へ演出を加える必要はありません。
例えば10カットある動画なら、重要な2〜3か所だけズームさせるだけでも十分変化が付きます。逆再生も「ここだけ」という場面へ短く使う方が印象に残りやすいでしょう。
最後に文字や音を加える
映像の流れが決まったあとに文字、字幕、BGM、効果音などを追加します。
先に字幕を細かく作ってから動画を大幅にカットすると、字幕のタイミングも直す必要が出てきます。
そのため、基本的には映像の長さをある程度決めてから文字や音へ進む方が作業量を抑えやすいです。
カット → 逆再生・ズーム → 文字 → 音声 → 書き出しという流れをひとつの基準にすると、初心者でも作業の順番に迷いにくくなります。
操作するときの注意点
カットや逆再生は比較的簡単な機能ですが、編集量が増えるとプレビューや画質にも影響が出てきます。最後に、作業中に確認しておきたいポイントを紹介します。
元動画を残しておく
動画編集を始める前に、撮影した元ファイルは別に残しておくのがおすすめです。
PowerDirectorのプロジェクト上でカットしたからといって通常は元動画そのものが切断されるわけではありませんが、素材ファイルを移動したり削除したりするとプロジェクトから参照できなくなることがあります。
大事な動画なら、編集前の素材フォルダーをそのまま保管し、編集用のプロジェクトと分けておくと安心です。
ズームしすぎると画質が落ちる
ズームは元映像の一部分を大きく表示するため、拡大すればするほど使える画素が少なくなります。
例えば遠くに小さく映った人物を何倍にも大きくすると、顔や輪郭がぼやけて見える場合があります。
高解像度で撮影した素材には拡大する余裕がありますが、それでも無制限ではありません。
プレビューだけでなく、最終的に使う画面サイズを意識して確認してください。
演出が多いと確認も増える
キーフレームやズーム、エフェクトが増えるほど、プレビューで確認すべきポイントも増えます。
例えば被写体が動く動画へズームを設定すると、クリップの最初は問題がなくても途中で被写体が画面外へ出ることがあります。
特に4KやH.265など処理量の多い素材では、編集内容によってプレビューが滑らかに再生できない場合もあります。
そうしたときは、一度エフェクトを増やす手を止め、必要な編集だけ残して確認してみてください。
なお、PowerDirectorの機能や画面配置はアップデート、OS、エディションによって変わる場合があります。
利用中の画面とこの記事の画像に違いがある場合は、CyberLink公式サイトの最新情報も確認してください。
PowerDirector基本操作のよくある質問(FAQ)
Q1. PowerDirectorで動画の途中だけ削除できますか?
A. できます。削除したい部分の開始地点と終了地点で動画を分割し、中央にできたクリップだけを削除します。削除後はタイムラインに隙間が残っていないか確認してください。
Q2. PowerDirectorで一部分だけ逆再生できますか?
A. できます。逆再生したい範囲の前後でクリップを分割し、中央のクリップだけに「動画を逆再生」を設定すれば、その部分だけ逆向きに再生できます。
Q3. PowerDirectorで徐々にズームできますか?
A. できます。手軽に設定するならパン/ズーム、開始時間や拡大率を細かく決めたい場合はキーフレームを使います。開始地点と終了地点で大きさを変えると、徐々に拡大する動きを作れます。
Q4. PowerDirectorで画像を動かせますか?
A. 動かせます。画像をタイムラインへ配置し、キーフレームで開始位置と終了位置を変えることで左右や上下へ移動できます。位置と拡大率を同時に変えれば、移動しながらズームする演出も作れます。
Q5. PowerDirectorで写真のスライドショーを作れますか?
A. 作れます。複数の写真をタイムラインへ並べ、表示時間を決めてパン/ズームやキーフレームを追加すれば、写真だけでも動きのある動画にできます。写真によって動かすものと静止させるものを分けると見やすくなります。
カットしてから演出を加える
PowerDirectorでカット、逆再生、ズームを使うときは、最初に動画全体の不要部分をカットし、そのあと必要な場面だけ演出を加える方法がおすすめです。
カットでは再生ヘッドと分割ボタンを使い、途中だけ削除したい場合は前後2か所を分割します。
一部分だけ逆再生したいときも同じ考え方で、対象クリップを分けてから逆再生を設定すればOKです。
ズームは手軽に使うならパン/ズーム、時間や位置まで細かく決めたいならキーフレームが向いています。
キーフレームを覚えれば、動画だけでなく写真を動かしたり、スライドショーへゆっくりした動きを付けたりすることもできます。
編集機能はたくさんありますが、全部使う必要はありません。
動画を見返したときに「ここは少し長い」「ここをもう少し大きく見せたい」と感じたところから手を入れていけば十分ですよ。
まずカットでテンポを作り、逆再生やズームは必要なところだけ。
この順番なら、PowerDirectorを使い始めたばかりでも動画全体を見ながら編集しやすくなるかなと思います。