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Filmoraの画面サイズ・解像度変更|縦動画まで徹底解説

Filmoraで横動画から縦動画へ画面サイズと解像度を変更するイメージ

こんにちは、ツール見極め帳のTAKです。

Filmoraで動画を編集していると、「横動画を縦動画にしたい」「画面サイズを変えたら余白ができた」「4Kにすれば画質は上がるの?」と迷いますよね。

さらに、プロジェクト設定を見るとアスペクト比、解像度、フレームレートなど似た項目が並ぶため、どれを変更すればいいのか分かりにくいところです。

結論から言うと、Filmoraでは公開先に合わせてプロジェクトのアスペクト比と解像度を最初に決め、書き出し時にも設定が合っているか確認するのがおすすめです。

低解像度の素材を4Kへ拡大しても、撮影時に記録されなかった細部まで元通りになるわけではありません。

この記事では、横動画と縦動画の変更から、解像度、フレームレート、高画質化、動画圧縮まで、Filmoraで動画サイズを変更するときに迷いやすい部分をまとめて解説します。

この記事でわかること
  1. Filmoraで画面サイズと解像度を変更する方法
  2. 16:9と9:16を使い分ける考え方
  3. フレームレートと高画質化の設定方法
  4. 画質を保ちながら動画容量を減らす方法

Filmoraのサイズ変更の基本

Filmoraで「動画サイズを変更したい」と言っても、実際にはアスペクト比、解像度、映像の拡大率、ファイル容量など、いくつか意味があります。

最初に違いを知っておくと、必要のない設定まで触らずに済みます。

アスペクト比と解像度の違い

アスペクト比は画面の横と縦の比率です。一般的なYouTube動画などで使われる16:9、スマートフォン向けの縦動画で使われる9:16、正方形の1:1などがあります。

一方、解像度は画面を構成する画素数。16:9なら1920×1080や3840×2160、9:16なら1080×1920などが代表例です。

項目 意味 代表例
アスペクト比 画面の横と縦の比率 16:9、9:16、1:1
解像度 映像を構成する画素数 1920×1080、3840×2160
フレームレート 1秒間に表示する画像の枚数 30fps、60fps
ビットレート 1秒間に使用するデータ量の目安 Mbpsなどで表示

例えば1920×1080と1080×1920は数字こそ似ていますが、前者は横動画、後者は縦動画です。

Filmoraで画面サイズを変更するときは、単純に解像度の数字だけを見るのではなく、縦横比とセットで確認してください。

Filmora公式のプロジェクト設定ガイドでも、プロジェクト設定からアスペクト比、解像度、フレームレートを変更できると案内されています。

公開先を先に決める

私がおすすめしたいのは、素材を編集し始める前に「完成した動画をどこで見るのか」を決める方法です。

YouTube向けの一般的な横動画を作るなら16:9、YouTube ShortsやTikTok、Instagramリールなどスマートフォンで見る縦動画なら9:16を基準にすると迷いにくいですよ。

用途 比率の目安 解像度の例
一般的な横動画 16:9 1920×1080
4K横動画 16:9 3840×2160
ショート縦動画 9:16 1080×1920
正方形動画 1:1 1080×1080

数値は一般的な目安であり、投稿先や制作案件によって指定が異なる場合があります。

特に仕事として動画を納品する場合は、制作を始める前に指定解像度やフレームレートを確認してください。

◆TAKのワンポイントアドバイス

私は画面サイズを途中で変えるより、最初に完成形を決める方が編集しやすいと思っています。横動画を完成近くまで作ってから9:16へ変えると、テロップや人物の位置まで直すことになりやすいからです。

プロジェクト設定を変更

Filmoraでは、編集画面の「ファイル」からプロジェクト設定を開き、アスペクト比、解像度、フレームレートを変更できます。

ここが完成動画の土台になる設定です。

プロジェクト設定を開く

Filmoraで新しいプロジェクトを開いたら、上部メニューから「ファイル」→「プロジェクト設定」へ進みます。

プロジェクト設定では、16:9や9:16などのアスペクト比だけでなく、1920×1080や1080×1920などの解像度、30fpsなどのフレームレートを指定できます。

Filmoraで16:9と9:16の解像度やフレームレートを変更するプロジェクト設定画面

Filmoraで16:9と9:16の解像度やフレームレートを指定するプロジェクト設定

Filmoraの操作そのものにまだ慣れていない場合は、Filmoraの使い方を初心者向けに解説した記事も合わせて確認すると、プロジェクト作成から書き出しまでの流れをつかみやすいですよ。

16対9の横動画に設定

YouTube動画、パソコンやテレビで見る動画など、一般的な横長映像なら16:9から始めると分かりやすいでしょう。

フルHDなら1920×1080、4Kなら3840×2160が代表的です。

ただし、元動画がフルHDなのに「高画質にしたいから」という理由だけで4Kプロジェクトへ変更しても、撮影時に記録されていない細かな模様まで戻るわけではありません。

また、4KはフルHDより処理する画素数が多いため、編集時の負荷、書き出し時間、完成ファイルの容量も増えやすくなります。

公開先で4Kが必要なのか、元動画が4Kなのかを見て判断しましょう。

9対16の縦動画に設定

スマートフォン向けのショート動画を作る場合は9:16が使いやすいです。フルHD相当なら1080×1920が分かりやすい設定になります。

実際にFilmoraで16:9と9:16を切り替えると、同じ動画でも表示できる範囲が大きく変わります。

Filmoraで16対9の横動画と9対16の縦動画を比較したプレビュー画面

Filmoraにおける16:9の横動画と9:16の縦動画の画面比率比較

ここで気を付けたいのが、横向きで撮影した動画を9:16へ変更した場合です。

横長映像の左右まで全部残したまま縦画面へ収めると、上下に大きな余白が出たり、映像そのものが小さくなったりします。

反対に画面いっぱいまで拡大すると、左右が切れます。

だから、プロジェクトを9:16に変更するだけで作業を終わらせず、人物や商品の位置までプレビューで確認する必要があります。

途中で比率を変えるときの注意

Filmoraでは編集途中でもプロジェクト設定を変更できます。しかし、変更できることと、修正なしで完成することは別です。

例えば16:9で中央より右側に配置したテロップが、9:16へ変更すると画面の外へ出ることがあります。

人物を大きく見せるためにズームしていた映像では、顔や手が切れるかもしれません。

画面比率を途中で変更したら、動画全体を最初から見直してください。特にテロップ、画像、人物の顔、商品、モザイクなど、画面端に配置した要素は確認したいところです。

できるだけ修正を減らしたいなら、編集開始前に公開先を決める。それが一番シンプルです。

縦動画を作る方法

Filmoraで縦動画を作る方法には、縦向き素材をそのまま使う方法と、横動画を縦長へ切り替える方法があります。

特に横素材からショート動画を作る場合は、画面内に残す範囲がポイントになります。

横動画を縦動画にする

横動画を縦動画へ変更するなら、まずプロジェクトを9:16に設定します。

そのあと横向き素材をタイムラインへ配置し、プレビューを見ながら拡大率と位置を調整してください。

単純に中央を切り抜くだけで問題ない映像なら手動調整で十分です。

しかし、人物が左右へ動き続ける映像では、固定した縦フレームから人物が外れることがあります。

このような動画ではFilmoraのオートリフレームも候補です。

Filmoraのオートリフレーム機能で動画を分析し、9対16の縦動画に自動調整する手順を3ステップで解説した画像

Filmoraのオートリフレーム機能で動画を分析し、9対16の縦動画に自動調整する手順を3ステップで解説した画像

オートリフレームは映像内の対象を検出し、選択したアスペクト比に合わせてフレーム位置を追従させる機能です。

ただし、自動処理だから何も確認しなくてよいわけではありません。

人物が交差する場面や動きが急に変わる場面では、意図した位置から外れていないか完成前に見ておきましょう。

◆TAKのワンポイントアドバイス

横動画から縦動画を作るとき、私は最初に「絶対に残したいもの」を決めます。人物の顔なのか、商品なのか、景色なのか。9:16では横方向の情報がかなり減るので、全部残そうとするより主役を決めた方が見やすくなります。

縦動画を横にする

「Filmoraで縦動画を横にする」と検索している場合、意味が2つあります。

1つは、スマートフォンで撮った9:16動画を16:9の横長キャンバスへ配置すること。

もう1つは、動画そのものが90度横倒しになっていて、正しい向きへ回転したいケースです。

縦動画を16:9へ配置する場合は、プロジェクトを16:9へ変更します。

縦動画全体を残せば左右に余白ができますが、映像を拡大して横画面いっぱいにすると上下が大きく切れます。

人物の全身を残したい場合は、左右の余白をそのまま使ったり、同じ映像を背景として拡大してぼかしたりする方法もあります。

一方、顔のアップだけ残せばよい動画なら、思い切って拡大して横画面に合わせる方が自然に見えることもあります。

映像自体が横倒しなら、プロジェクト比率ではなくクリップの回転を変更します。

画面サイズと回転は別の設定なので、まず「キャンバスを横長にしたいのか」「動画の向きを直したいのか」を見分けてください。

余白とクロップを使い分ける

異なるアスペクト比の動画を無理に画面いっぱいへ表示すると、どこかが切れます。

ここはFilmoraの問題というより、長方形の形が違う以上どうしても起こることです。

例えば16:9の横動画を9:16へ変更すると、左右を切らなければ縦画面いっぱいにはなりません。

逆に9:16を16:9へ変える場合は、上下を切るか左右に余白を作る必要があります。

被写体を大きく見せたいならクロップ、映像全体を残したいなら余白を活用すると判断しやすいです。どちらが正解というより、動画で何を見せたいかによって変わります。

解像度とフレームレート変更

画面比率を決めたら、次は解像度とフレームレートです。Filmoraではプロジェクト設定だけでなく、最終的なエクスポート画面でも確認できます。

1080pと4Kを選ぶ

一般的なフルHDは1920×1080、4Kは3840×2160です。縦動画ならフルHD相当として1080×1920がよく使われます。

元動画が4Kで、4Kの細部を残したいなら3840×2160での編集・書き出しを検討できます。

一方、元動画が1920×1080なら、4Kへ変更するだけで本来の撮影情報が4倍に増えるわけではありません。

FilmoraでフルHD動画を書き出し、1920×1080と3840×2160の解像度で画質を比較した拡大画像

FilmoraでフルHD動画を書き出し、1920×1080と3840×2160の解像度で画質を比較した拡大画像

「高画質=数字を最大にする」と考えたくなりますが、必要以上に解像度を上げると、ファイル容量や書き出し時間だけ増えるケースがあります。

◆TAKのワンポイントアドバイス

私は撮影時から完成形を意識しています。4Kで残したい動画なら4K素材を使い、フルHDで十分なら無理に4Kへ変えません。編集ソフトの設定だけでなく、撮影時の元データが最終画質を大きく左右します。

30fpsと60fpsを選ぶ

フレームレートは1秒間に何枚の画像を表示するかを表します。30fpsなら1秒に30枚、60fpsなら60枚です。

60fpsは動きが滑らかに見えやすいため、スポーツ、乗り物、ゲーム映像など動きの多い動画で使われます。

一方、一般的な会話、解説、Vlogなら30fpsで十分な場面も多いでしょう。

重要なのは、完成動画だけ60fpsへ変更すれば必ず滑らかになるわけではないことです。

30fpsで撮影した素材には、もともと1秒30枚分の映像しかありません。

Filmoraで60fpsを書き出し設定にしても、撮影されていなかった瞬間がそのまま本物の映像として追加されるわけではありません。

AIフレーム補間などを利用すれば中間フレームを生成できる場合がありますが、速い動きや細かな輪郭では不自然な残像が発生する可能性があります。

高画質化と同じく、最終的にはプレビューだけではなく完成ファイルを確認してください。

書き出し設定を確認する

プロジェクト設定を1080×1920にしても、最後の書き出し設定が別の解像度になっていれば意図と異なる完成動画になる可能性があります。

Filmoraの右上にある「エクスポート」から、形式、解像度、フレームレート、画質、保存先などを確認します。

Filmoraで9対16の縦動画を1080×1920で書き出すエクスポート設定画面

Filmoraで縦型動画を1080×1920に設定して書き出すエクスポート画面

横動画なら1920×1080、縦動画なら1080×1920というように、最終出力の向きまで確認してください。

Filmora公式のローカルへのエクスポートガイドでも、書き出し前に解像度、フレームレート、ビットレートなどを変更できると案内されています。

書き出し画面の各項目をもう少し詳しく確認したい場合は、Filmoraの書き出し・保存方法と画質設定で解説しています。

Filmoraで高画質化する

Filmoraで画質を上げたい場合、最初に確認したいのは元動画です。その上で、書き出し設定やAI動画補正を使うか判断していきます。

画質を上げる基本

完成動画の画質をできるだけ保つなら、元動画より不必要に低い解像度へ落とさないこと、フレームレートをむやみに変更しないこと、ビットレートを極端に下げないことが基本です。

例えば4K・30fpsで撮影した素材を4Kのまま公開したいなら、プロジェクトと書き出しも3840×2160・30fpsを基準にします。

反対に4K素材を1080pで書き出すこと自体が間違いというわけではありません。

完成動画をフルHDで配布するなら、4Kで撮影して編集時に構図を調整し、最後に1080pへ縮小する使い方もできます。

エクスポート画面では画質だけでなく、解像度や形式も一緒に見てください。

AI動画補正を使う

FilmoraのAI動画補正機能でエンハンスや生成補正などのモデルを選択して画質を改善する設定画面

FilmoraのAI動画補正機能でエンハンスや生成補正などのモデルを選択して画質を改善する設定画面

FilmoraにはAIを利用して映像を補正する機能があります。

ぼやけた映像、暗所撮影、ノイズのある動画などでは、通常の解像度変更とは別にAI動画補正を試す価値があります。

ただ、AI高画質化は魔法ではありません。

撮影時に完全につぶれてしまった文字や、ピントが大幅に外れた細部などを、元の状態とまったく同じように取り戻せるとは限らないんです。

AI処理は映像を解析して見た目を補います。

そのため、元データそのものに存在した本来の細部を復元している場合だけでなく、新しく推測した見え方が含まれることがあります。

昔の動画、スマートフォンで暗く撮れた動画、少しノイズが目立つ動画などは、短い範囲でAI補正を試してから全編へ適用すると判断しやすいですよ。

また、AI機能はFilmoraのバージョンや契約内容によってAIクレジットを使用する場合があります。実行前に画面上の消費量や利用条件も確認してください。

低解像度素材には限界がある

例えば640×360の古い動画を3840×2160でエクスポートした場合、完成ファイルの解像度表記は4Kにできます。

しかし、元の360p映像に写っていなかった髪の毛一本一本や遠くの看板文字まで、そのまま本来の姿で復活するわけではありません。

これは写真を大きく引き伸ばすのと似ています。紙のサイズを大きくすることはできても、撮影時に写っていなかった情報を単純な拡大だけで増やすことはできません。

だから、Filmoraで画質を上げるなら、元動画の品質→プロジェクト設定→補正→書き出し設定という順で考えるのがおすすめです。

「4Kで書き出したから4K撮影と同じ画質になる」とは考えないようにしてください。特に仕事で納品する動画では、ファイルの解像度だけでなく元素材の品質まで確認する必要があります。

Filmoraで動画を圧縮する

高画質で動画を書き出すと、今度はファイル容量が大きくなりがちです。

メール送信、クラウド共有、スマートフォンへの保存などでは、画質と容量のバランスを考える必要があります。

動画容量が増える原因

Filmoraで1080pと720pの動画を書き出し、ビットレートの高低によるファイル容量の違いを比較した画像

Filmoraで1080pと720pの動画を書き出し、ビットレートの高低によるファイル容量の違いを比較した画像

完成動画の容量は、解像度だけで決まりません。動画の長さ、フレームレート、ビットレート、圧縮方式など複数の条件で変わります。

同じ10分の動画でも、1080p・30fpsと4K・60fpsでは扱うデータ量が大きく異なります。

また、同じ1080pでもビットレートを高くすれば容量は増えやすくなります。

そのため、「容量を小さくしたいからとりあえず720pにする」と解像度だけを下げる前に、ビットレートも確認してみてください。

ビットレートを見直す

ビットレートは、動画1秒あたりにどのくらいのデータを使うかを示す目安です。

同じ映像なら、一般的にはビットレートを下げるほどファイル容量を小さくできます。

しかし、下げすぎるとブロック状のノイズが出たり、細かな模様がつぶれたりします。

特に水面、木の葉、人混み、細かな背景など常に画面内が変化する映像は、圧縮による変化が見えやすい部分です。

容量を減らすなら、まず不要な動画区間を削除し、そのあと解像度とビットレートを見直すと画質を残しやすくなります。動画そのものを短くできれば、圧縮設定を大幅に下げなくても容量を減らせます。

不要部分のカットがまだ終わっていない場合は、Filmoraでカット・トリミング・結合する方法も参考にしてください。

高度圧縮を利用する

Filmoraにはエクスポート時に動画容量を抑えるための高度圧縮機能も用意されています。

画質を見ながら圧縮量を調整したり、用途に応じた設定を利用したりできます。

ただし、「圧縮する=絶対に見た目が変わらない」という意味ではありません。

圧縮量を増やせばデータを減らすことになるため、映像によっては細部の差が見える場合があります。

私は容量を小さくするとき、いきなり全編を書き出すより、動きが多い部分を短くテスト出力して見比べる方法がおすすめです。

静かな場面だけ確認すると、実際に画質が崩れやすい場面を見逃すことがあります。

動画変換や圧縮を大量に行う場合は、FilmoraだけでなくVideoProc Converter AIのような変換を中心としたソフトを使い分ける方法もあります。

Filmoraは編集から完成まで一本で進めたい場合に便利ですが、変換作業そのものが中心なら専用ソフトの方が目的に合うこともあります。

サイズ変更で失敗しないコツ

プロジェクト設定そのものは数クリックで変更できます。しかし、完成した動画が見やすいかどうかは、数字以外の部分でも決まります。最後に見落としやすいポイントを確認しましょう。

テロップ位置を確認する

横動画から縦動画へ変更するとき、特に注意したいのがテロップです。

16:9では画面左下へ置いていた文字が、9:16では表示範囲から外れる場合があります。

また、ショート動画では画面上にサービス側のボタンや説明文などが重なる場合もあるため、重要な文字を画面ぎりぎりへ置かない方が無難です。

アスペクト比を変更したら映像だけを見ず、テロップ、ロゴ、画像、字幕、モザイクなども一つずつ確認してください。

プレビュー画質と混同しない

Filmoraには編集画面のプレビュー品質を下げる機能があります。

4K素材などで動作が重いときに、フル品質から2分の1や4分の1へ変更すると、編集時の再生負荷を軽くできる場合があります。

ここでよくある勘違いが、「プレビューを4分の1にしたら完成動画も低解像度になるのでは?」というものです。

プレビュー品質は基本的に編集画面で確認するときの表示に関係する設定です。

最終的な完成ファイルの解像度はエクスポート設定で決まるため、プレビュー品質と書き出し解像度を分けて考えてください。

4K編集が重い場合は、プレビュー品質だけでなくプロキシファイルやレンダリングプレビューを使う方法もあります。

完成ファイルを再生する

設定が終わったら、Filmora内のプレビューだけで判断せず、一度完成動画を書き出して通常の動画プレーヤーでも確認してください。

チェックしたいのは、画面比率、上下左右の切れ、文字位置、動きの滑らかさ、画質、音声、動画の長さです。

縦動画ならスマートフォンへ移して実際の縦画面で見ると、パソコン上では気付かなかった文字の小ささが分かることもあります。

ファイル容量も完成後に確認しましょう。高画質にしすぎて数GBになっていないか、反対に圧縮しすぎて細部が崩れていないかを見ると安心です。

Filmoraの画面や対応機能はバージョンアップによって変わる可能性があります。正確な対応形式や最新仕様はFilmora公式サイトをご確認ください。納品先から細かな映像仕様を指定されている場合は、最終的な判断は配信先や制作担当者などの専門家へご相談ください。

Filmoraのサイズ変更FAQ

最後に、Filmoraの縦動画、解像度、画面サイズ、高画質化についてよく迷いやすい疑問をまとめます。

Filmoraのサイズ変更に関するよくある質問(FAQ)

Q1. Filmoraで動画を9対16にできますか?

A. できます。「ファイル」からプロジェクト設定を開き、アスペクト比を9:16へ変更します。フルHD相当の縦動画なら1080×1920が分かりやすい設定です。横向き素材を使う場合は左右が切れることがあるため、人物やテロップの位置も調整してください。

Q2. Filmoraで縦動画を横動画にできますか?

A. できます。プロジェクトを16:9へ変更し、縦動画を配置します。映像全体を残すと左右に余白ができ、画面いっぱいへ拡大すると上下が切れます。映像そのものが横倒しになっている場合は、アスペクト比ではなく回転設定を変更してください。

Q3. 1080p動画を4Kにすれば高画質になりますか?

A. 4Kの解像度で書き出すことはできますが、1080pで撮影した映像に存在しない本来の細部まで単純な拡大で戻るわけではありません。FilmoraのAI動画補正を試す方法もありますが、補正結果を確認したうえで使うのがおすすめです。

Q4. 30fps動画を60fpsで書き出せば滑らかになりますか?

A. 書き出し設定を60fpsにするだけでは、撮影時に存在しなかった映像情報がそのまま増えるわけではありません。基本は元動画やプロジェクトのフレームレートに合わせます。AIフレーム補間を使う場合も、動く被写体の輪郭や残像を確認してください。

Q5. Filmoraで画質を保ったまま容量を減らせますか?

A. ビットレートや高度圧縮などを調整することで容量を減らせます。ただし、圧縮量によっては細部が変化します。不要部分を先にカットし、短い動画で圧縮後の画質を確認してから全編を書き出す方法がおすすめです。

まとめ

Filmoraで画面サイズや解像度を変更するときは、数字を大きくすることより、公開先と元動画に合わせることが大切です。

一般的な横動画なら16:9・1920×1080、スマートフォン向けの縦動画なら9:16・1080×1920から考えると分かりやすいでしょう。

4K素材を4Kで公開したい場合は3840×2160も候補になります。

そして、解像度とフレームレートは撮影時の情報とも関係します。1080p素材を4Kで書き出しても元の細部がそのまま増えるわけではなく、30fps素材を60fpsに変更しただけで撮影時以上の動きが記録されるわけでもありません。

  • 公開先を決めてからアスペクト比を設定する
  • 横動画は16:9、縦動画は9:16を基準に考える
  • 解像度とフレームレートは元動画に合わせる
  • 高画質化は元データとAI補正の限界を理解して使う
  • 容量が大きい場合はビットレートや圧縮設定も確認する
  • 最後は完成ファイルを実際の端末で再生する

Filmoraならプロジェクト設定とエクスポート画面から縦横比や解像度を変更できるので、まずは短い動画で16:9と9:16を切り替えて見え方を比べてみてください。

完成形を先に決めてから編集を始めるだけでも、あとから画面サイズを直す手間はかなり減らせますよ。

なお、Filmora無料版で操作を確認する場合は、通常の無料利用では書き出した動画に透かしが表示される点にも注意が必要です。

公開前に無料版の条件を確認したい場合は、Filmora無料版の透かしと制限を実機検証した記事も参考にしてください。

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