
こんにちは、ツール見極め帳のTAKです。
Filmoraで編集していると、プレビューが急にカクカクしたり、操作のたびに数秒止まったり、ひどい時には「応答なし」のまま固まったりすることがあります。せっかく編集の流れに乗っているのに、クリックするたび待たされるのはかなりストレスですよね。
ただ、Filmoraが重いからといって、すぐにパソコンの性能不足と決めつける必要はありません。バックグラウンドアプリ、プレビュー品質、プロキシ、キャッシュ、GPU設定、空き容量を見直すだけで改善するケースがあります。
私がFilmoraを4K素材で試した環境では、通常のカットやテロップ編集なら大きな重さやフリーズは起きませんでした。一方で、AIエフェクトをタイムラインへ重ねていくと明らかに処理が重くなりました。
さらに、プレビュー品質やプロキシを変更してもCPUやメモリ使用量が劇的に下がらない場面があり、むしろGoogle Chromeなどの重いアプリを終了した方が体感差が大きいこともありました。
- Filmoraが重くなる主な原因
- すぐ試せる軽量化の設定
- 4K編集に必要なPCスペックの目安
- フリーズや応答なしが続く時の対処順
結論から言うと、PCを買い替える前に「他のアプリを閉じる→プレビュー品質→プロキシ→レンダリング→キャッシュ→GPU設定→空き容量」の順で確認するのがおすすめです。一度に全部変えるのではなく、一つずつ変更して効果を見た方が原因を見つけやすいですよ。
Filmoraが重くなる主な原因
Filmoraの動作が重い時は、ソフト単体ではなく「素材の重さ」「編集内容」「PC側の余力」の組み合わせで考えると分かりやすくなります。特に4K動画、HEVC、AI処理、多数のエフェクトは負荷が増えやすいポイントです。
4Kなど高解像度素材が重い
まず影響が大きいのが、扱っている動画そのものです。フルHDと4Kでは1フレームあたりに扱う画素数が大きく違うため、同じ30fpsの動画でも4Kの方が再生、デコード、エフェクト処理に多くの計算が必要になります。
さらに、スマホやミラーレス一眼で撮影した動画は、MP4という同じ拡張子でも中身が同じとは限りません。H.264よりH.265/HEVCの方が圧縮効率は高い一方、再生時の処理は重くなりやすいです。10bit、4:2:2、可変フレームレートなどの条件が加われば、PCによってはタイムラインへ置いただけでプレビューが引っかかることもあります。
AIやエフェクトを重ねている
Filmora 15はAI顔モザイク、背景切り抜き、ノイズ除去、高画質化、各種エフェクトなど処理の重い機能が増えています。便利ではありますが、タイムラインへ複数重ねると、プレビューのたびに計算量が増えていきます。
私の環境でも、通常の4K編集では目立った問題がなかった一方、AIエフェクトを追加していくと動作が重くなりました。つまり、「4Kだから重い」というより「4Kに何を載せているか」で体感が変わるということです。
他のアプリがメモリを使っている
動画編集をしている時、Filmoraだけを起動しているとは限りません。Chromeで資料を十数タブ開き、クラウド同期やチャットアプリ、画像編集ソフトまで動いていれば、16GBのメモリは思ったより早く埋まります。

Filmora使用中にGoogle Chromeなど複数のソフトを起動し、タスクマネージャーでメモリ使用量を確認した画面
私が試した時も、プレビューを1/2や1/4へ落としたりプロキシを使ったりするより、Google Chromeなどの重いタスクを終了した方が効果を感じる場面がありました。
Filmoraが重い時ほど、Filmoraの外も見るのが大事です。
GPUやドライバーが合っていない
FilmoraはGPUを使って再生や一部処理、書き出しを助けます。ただし、GPUが搭載されていれば必ず快適になるわけではありません。ドライバーが古い、内蔵GPUと外部GPUの切り替えがうまくいっていない、ハードウェアアクセラレーションとの相性が悪いといった理由で、逆に不安定になるケースもあります。
特に「アップデート後から急にフリーズする」「以前は動いていたのに画面が固まる」という場合は、Filmora本体だけでなくGPUドライバーも確認したいところです。
ノートPCではメーカー独自のドライバーが使われることもあるため、更新前に現在のバージョンを記録しておくと戻しやすくなります。
キャッシュや空き容量が不足する
動画編集では、プロジェクトファイル以外にもプロキシ、レンダリングデータ、キャッシュ、一時ファイルなどが増えていきます。保存先のSSDに余裕がなくなると、素材の読み書きや一時データの作成が詰まり、操作が不安定になることがあります。
キャッシュは本来、処理を速くするためのデータです。しかし長く使ううちに容量が膨らんだり、古い一時データが残ったりすると、トラブル切り分けのために削除する価値があります。ただし、削除前にはプロジェクトを保存し、元素材まで消さないように注意してください。
Filmoraを軽くする対策
Filmoraが重い時は、効果が出やすく元に戻しやすい項目から試します。私なら、まず他のアプリを閉じ、それでも変わらなければプレビュー品質、プロキシ、レンダリング、キャッシュ、GPU設定の順に進めます。
使っていないアプリを閉じる
最初に試してほしいのは、Filmoraの設定変更ではありません。Chrome、Edge、Photoshop、Lightroom、クラウド同期、ゲームランチャーなど、今の編集に必要ないアプリを閉じてください。
Windowsならタスクマネージャーを開き、CPU、メモリ、ディスクを多く使っているアプリを確認すると原因を見つけやすいです。特にメモリ16GBのPCでは、ブラウザのタブを大量に開いた状態とFilmoraの4K編集を同時に行うと、余裕が小さくなります。
◆TAKのワンポイントアドバイス
私の実機では、プロキシやプレビュー品質の変更だけではCPU・メモリ負荷が大きく下がらない場面がありました。ところがChromeなどの重いタスクを閉じると余裕が増えました。設定を触る前にタスクマネージャーを見るだけでも、かなりヒントになりますよ。
プレビュー品質を下げる
編集画面の再生だけがカクつくなら、プレビュー品質をフル品質から1/2、さらに1/4へ下げてみます。これは編集時に表示する解像度を落とす設定なので、最終的に書き出す動画の解像度を下げる操作ではありません。

Filmoraのプレビュー品質を変更し、編集時の再生負荷を調整する設定
ただし、私の環境ではプレビュー品質を下げてもCPUやメモリ使用率が劇的に減るわけではありませんでした。効果の出方は素材形式やGPU構成で変わるため、「設定を下げれば必ず軽くなる」とは考えず、実際の再生感で判断しましょう。
プロキシファイルを作成する
プロキシは、4Kなど高解像度の元素材の代わりに、編集用の軽い動画を使う方法です。書き出し時には元素材が使われるため、通常は完成動画の画質を落とさずに編集負荷を抑えられます。

Filmoraでプロキシファイルを作成し、4K動画を編集しやすくする手順
ここでも注意したいのは、プロキシが万能ではないことです。私のPCでは、プロキシ適用後もCPUやメモリ負荷そのものは大きく変わらない場面がありました。プレビューの読み込みが改善するかどうかを見ながら使うのが現実的です。
レンダリングプレビューを使う
エフェクト、トランジション、色補正などを多く入れた区間だけカクつくなら、レンダリングプレビューが向いています。Filmoraがその区間の計算結果をあらかじめ作っておくため、毎回リアルタイムで同じ処理を計算する負担を減らせます。

Filmoraで重い編集区間を事前レンダリングしてプレビューを滑らかにする方法
キャッシュを削除する
Filmoraにはメディアキャッシュを削除する項目があります。動作の遅れやカクつきが続く場合は、プロジェクトを保存したうえで「ファイル」から環境設定を開き、メディアキャッシュを確認してください。
キャッシュ削除は、古い一時データが原因かどうかを切り分ける方法として使えます。ただし、元素材やプロジェクトそのものを削除する操作とは分けて考えましょう。どのフォルダーを消しているか分からない状態で、エクスプローラーからWondershare関連フォルダーをまとめて削除するのはおすすめしません。
キャッシュ削除前にはプロジェクトを保存してください。大切な動画、画像、音声の元素材は別フォルダーへ保管し、削除対象が一時データであることを確認してから操作しましょう。
GPU設定を見直す
Filmoraの環境設定には、ハードウェアアクセラレーションやプロキシに関する項目があります。基本的にはGPUを利用した方が有利ですが、特定のドライバーやPC構成でフリーズが起きるなら、オンとオフを切り替えて短いプロジェクトで比較する方法があります。

FilmoraのGPUアクセラレーションとプロキシを確認するパフォーマンス設定
切り替えた後はFilmoraを再起動し、同じ素材・同じ区間で比較すると差が分かりやすいです。また、NVIDIA、AMD、IntelのGPUドライバーが古い場合は更新も候補になります。ノートPCではPCメーカーが配布するドライバーを優先した方が安定する場合もあります。
4K編集を実機で試した結果
ここからは、私がFilmora 15.7.3を実際に使った時の挙動をまとめます。スペック表だけでは分からない部分なので、同程度のPCを使っている方は一つの参考にしてください。
| 項目 | 使用環境 |
|---|---|
| Filmora | 15.7.3 |
| CPU | AMD Ryzen 7 8845HS |
| 内蔵GPU | Radeon 780M Graphics |
| 外部GPU | NVIDIA GeForce RTX 3050 6GB Laptop GPU |
| メモリ | 16GB |
通常の4K編集は問題なかった
このPCでは、4K素材を読み込み、カットや基本的な編集を行う範囲なら「常に重い」「すぐフリーズする」といった状態にはなりませんでした。
Filmoraは初心者向けの画面ですが、4K編集そのものは決して軽い処理ではありません。
それでもRyzen 7 8845HS、16GBメモリ、RTX 3050 6GBという構成なら、通常編集は十分こなせました。
AIエフェクト追加で重くなった
一方、AI系のエフェクトをタイムラインへ追加していくと、明らかに処理が重くなりました。AI機能は内部で複雑な解析を行うものが多く、同じ4K素材でも基本編集だけの時とは負荷が違います。
そのため、「Filmoraは最初は軽かったのに、編集が進むほど重くなった」という場合は、タイムラインの長さだけでなく、どの機能を追加したかを見返してください。特にAI高画質化、背景処理、ノイズ処理、追跡系の処理などを複数重ねているなら、一時的に無効にして違いを見る価値があります。
プロキシの効果はPCで変わる
私のテストでは、プロキシを有効にしたり、プレビュー品質を1/2や1/4へ下げたりしても、CPUやメモリの負荷が劇的に減るわけではありませんでした。これは「プロキシが意味ない」という話ではなく、ボトルネックがどこにあるかで効き方が変わるということです。

Filmoraでプレビュー品質をフル品質と1/4品質に変更し、CPU・GPU使用率を比較した検証画面
たとえば、素材のデコードが重いPCならプロキシが効きやすいでしょう。一方、AIエフェクト計算やメモリ不足が原因なら、プロキシだけでは大きく変わらない可能性があります。対策は原因に合って初めて効くという当たり前の話が、動画編集ではかなり重要です。
Chrome終了が効果的だった
今回の実機確認で意外と差があったのが、バックグラウンドタスクです。Google Chromeなどのメモリを多く使うアプリを終了した方が、Filmora内の設定変更より余裕が生まれる場面がありました。
16GBメモリは4K編集の一つの基準になりますが、Filmoraが16GBを独占できるわけではありません。Windows、ブラウザ、セキュリティソフト、クラウド同期なども同じメモリを使います。だからこそ、スペック表だけを見て「16GBあるから大丈夫」と考えず、編集中に実際の使用率を見るのがおすすめです。
FilmoraのPCスペック目安
Filmoraが重いと、すぐ新しいPCが欲しくなります。ただ、最低要件を満たしているか、4K編集の推奨域に入っているか、そして実際にどこが足りていないかを分けて考えた方が無駄な出費を避けられます。
| 項目 | 目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| CPU | HD・4Kは比較的新しいCore i5/i7、Ryzen 5/7以上が扱いやすい | 高解像度素材の再生やエフェクト処理に影響 |
| メモリ | 最低8GB、HD・4Kは16GBが基準 | AI処理や同時作業が多いなら32GBも候補 |
| GPU | HD・4Kは4GB以上のVRAMが一つの目安 | AI処理、プレビュー、書き出しで差が出る |
| ストレージ | SSD推奨 | 素材、キャッシュ、プロキシ用の空き容量も必要 |
| 画面 | フルHD以上が扱いやすい | 編集パネルとプレビューを同時に見やすい |
数値はあくまで一般的な目安です。素材のコーデック、動画の長さ、エフェクト数、AI機能の使用量によって必要性能は変わります。正確な対応要件や最新の推奨スペックはFilmora公式サイトをご確認ください。
4Kならメモリ16GBが基準
4K編集では、16GBメモリが一つの出発点です。私の環境も16GBですが、通常編集は問題なく行えました。ただし、Chromeを開いたままAIエフェクトを増やすと余裕は小さくなります。
長尺動画、複数トラック、大量の素材、AI処理をよく使うなら32GBへ増やす価値があります。特にデスクトップPCやメモリ交換可能なノートPCなら、PCごと買い替えるよりメモリ増設の方が安く済む場合があります。
GPUはAI処理で差が出やすい
GPUは動画編集で重要ですが、「高いGPUなら全部解決」とは限りません。Filmoraの処理にはCPU依存の部分もあり、素材の読み込みはストレージ、複数アプリの同時利用はメモリの影響を受けます。
私のRTX 3050 6GB Laptop GPU環境では、通常の4K編集は行えました。一方でAIエフェクトを重ねると重さを感じたので、AI処理を頻繁に使う方はより余裕のあるGPUを選ぶ意味があります。
SSDの空き容量も重要
Filmora本体をインストールできるだけの空き容量があっても、編集用として十分とは限りません。4K素材を何本も置けば数十GBから数百GBになることがありますし、プロキシやレンダリングデータも追加されます。
素材を外付けSSDへ移す場合は、プロジェクト内の参照先が変わることがあります。編集途中で無計画にフォルダーを移動せず、プロジェクトと元素材をまとめて管理すると再リンクの手間を減らせます。
PC買い替えは最後に判断する
Filmoraが重いからといって、いきなり20万円や30万円のPCを買う必要はありません。まず、タスクマネージャーでCPU、メモリ、GPU、ディスクのどれが張り付いているかを見ましょう。
メモリだけ不足しているなら増設、容量だけ足りないならSSD追加、GPUが古くAI処理が中心ならPC更新と、原因によってお金をかける場所は変わります。高価なPCへの買い替えは、設定と素材形式を見直しても改善しない時の最後の手段で十分です。
◆TAKのワンポイントアドバイス
動画編集向けPCは「GPUが一番高いモデル」を選べば正解ではありません。4K編集なら、CPU・16GB以上のメモリ・SSD・4GB以上のVRAMをバランスよく見る方が失敗しにくいです。AI処理をよく使うなら、その上でGPUとメモリに余裕を持たせるイメージが分かりやすいですよ。
フリーズや応答なしの対処
単にプレビューが重いだけでなく、Filmoraが完全に止まる、応答なしになる、起動直後にフリーズする場合は、軽量化とは少し違う切り分けが必要です。データを守りながら原因を狭めていきましょう。
まず保存して再起動する
操作できるうちにプロジェクトを保存し、Filmoraを一度終了します。長時間起動したまま編集を続けていると、一時データやメモリ使用が積み上がることがあります。
問題の素材を切り分ける
毎回ほぼ同じ場所でフリーズするなら、その位置付近の素材やエフェクトを疑います。問題のクリップを一時的に別トラックへ移す、エフェクトを無効にする、短い別素材へ差し替えるなど、一つずつ変更してください。
特定のスマホ動画だけで止まる場合は、可変フレームレートやコーデックとの相性も考えられます。元データを残したうえで、H.264のMP4など扱いやすい形式へ変換したコピーを作り、同じ症状が出るか比較する方法もあります。
FilmoraとGPUを更新する
Filmora本体の不具合修正が入っている場合があるため、更新を確認します。同時に、NVIDIA、AMD、IntelなどのGPUドライバーも確認してください。GPUドライバーが原因のフリーズ、動画遅延、性能低下は公式サポートでも案内されている項目です。
ただし、仕事で使っているPCや安定している環境では、更新直後に別の相性問題が出る可能性もゼロではありません。現在のバージョンを控え、プロジェクトをバックアップしてから進める方が安心です。
GPUアクセラレーションを切り替える
通常はハードウェアアクセラレーションを有効にした方が処理を助けられます。しかし、オンの状態でフリーズが続くなら、一度オフにして同じプロジェクトを試す価値があります。反対に、オフならオンも試してください。
大事なのは、設定を何個も同時に変えないことです。GPU、プロキシ、プレビュー、レンダリングを一度に変更すると、改善しても何が効いたか分からなくなります。1項目変更し、同じ30秒から1分程度の区間で再現性を確認しましょう。
新規プロジェクトで確認する
Filmoraそのものが壊れているのか、今のプロジェクトだけに問題があるのかを見分けるため、新規プロジェクトへ同じ素材を1本だけ読み込んで再生します。
フリーズを繰り返す状態で、プロジェクトファイルや元素材を削除・上書きしないでください。復旧できるよう、別名保存やバックアップを作ってから大きな変更を行うのがおすすめです。
重さの原因を見分ける方法
対策を何となく試すより、タスクマネージャーでPCの状態を見た方が近道です。数字を難しく考える必要はありません。「どこがずっと高いか」だけでもかなり判断できます。
| 状態 | 考えやすい原因 | 試したいこと |
|---|---|---|
| CPUが高い | デコード、AI処理、エフェクト計算 | エフェクトを外す、プロキシ、素材変換 |
| メモリが高い | Filmoraと他アプリの同時使用 | ブラウザ終了、32GB増設を検討 |
| ディスク使用率が高い | 素材読み込み、一時データ、空き容量不足 | SSD確認、空き容量確保、保存先見直し |
| GPUが高い | GPUエフェクト、デコード、エンコード | GPU設定、ドライバー、エフェクト確認 |
| どれも低いのに固まる | 素材やソフトの不具合、相性 | 新規プロジェクト、更新、キャッシュ確認 |
一つの数値だけで決めない
CPUが100%だから必ずCPU不足、GPUが30%だからGPUが使われていない、と単純には判断できません。GPUには3D、Video Decode、Video Encodeなど複数の処理項目があり、Filmoraが使う部分だけ動いていることもあります。
また、処理が一瞬で終わる場合は平均使用率が低く見えることもあります。数字だけで結論を出さず、「何をした時に重くなるか」とセットで見てください。タイムライン再生、AIエフェクト追加、書き出しなど、操作ごとに原因は変わります。
高スペックでも重くなることはある
十分なPCスペックがあっても、AIエフェクトを何層も重ねたり、4K 10bit素材を多数配置したり、ブラウザや画像編集ソフトを同時起動したりすれば重くなることがあります。
逆に、中程度のPCでもフルHD素材を中心にし、プロキシやレンダリングを使い、不要なアプリを閉じれば快適に編集できる場合があります。Filmoraの快適さは「PC価格」だけで決まるわけではありません。
自分のPCでFilmoraの無料版を使いながら動作を確かめたい方は、Filmora無料版のデメリットと制限を実機検証した記事も参考にしてください。無料版でも操作感やPCとの相性を確かめる材料にはなります。
Filmoraの重さに関する疑問
最後に、Filmoraが重い、フリーズする、PCスペックが足りているか分からない時によく出る疑問へまとめて答えます。
Filmoraの重さに関するよくある質問(FAQ)
Q1. Filmoraが急に重くなった時は何から試せばいいですか?
A. まずChromeなど使っていないアプリを閉じ、メモリやCPUの余裕を作ってください。そのあとプレビュー品質、プロキシ、レンダリング、キャッシュ、GPU設定の順で確認すると原因を切り分けやすいです。最近追加したAIエフェクトがある場合は、一時的に無効にして差を見るのも有効です。
Q2. プロキシを使うと書き出し画質は悪くなりますか?
A. 通常、プロキシは編集時に使う軽い代理ファイルで、最終書き出しは元素材を使います。そのため、プロキシを作っただけで完成動画の画質が下がるわけではありません。元素材を移動・削除すると参照できなくなる可能性があるので、書き出し完了までは残しておきましょう。
Q3. Filmoraのキャッシュを削除しても大丈夫ですか?
A. Filmoraのメディアキャッシュは一時データなので、動作トラブルの切り分けとして削除できます。ただし、作業中のプロジェクトを保存し、元素材やプロジェクトファイルと混同しないことが大切です。削除対象が分からない場合は、Filmora内のメディアキャッシュ項目から操作してください。
Q4. 4K編集ならメモリ16GBで足りますか?
A. 16GBは4K編集の基準として使える容量で、私の環境でも通常編集は問題なく行えました。ただし、AIエフェクトを多用する、長尺動画を扱う、Chromeなどを同時起動する場合は余裕が減ります。使用率が高止まりするなら32GBへの増設を検討する価値があります。
Q5. GPUアクセラレーションはオンにした方がいいですか?
A. 基本的には有効にした方がGPUを活用できます。ただし、特定のGPUやドライバー環境でフリーズする場合は、オンとオフを切り替えて同じ短いプロジェクトで比較してください。あわせてGPUドライバーの更新状況も確認すると原因を見つけやすくなります。
Filmoraが重い時のまとめ
Filmoraが重い・フリーズする原因は、PC性能だけではありません。4KやHEVCなどの素材、AIエフェクト、バックグラウンドアプリ、キャッシュ、GPUドライバー、SSDの空き容量まで複数の要素が関係します。
- 最初にChromeなど不要なアプリを終了する
- プレビュー品質を1/2や1/4へ下げて確認する
- 4K素材ではプロキシとレンダリングを試す
- メディアキャッシュとSSD空き容量を確認する
- GPUアクセラレーションとドライバーを見直す
- AIエフェクトを外して原因を切り分ける
- タスクマネージャーでCPU・メモリ・GPU・ディスクを見る
- PC買い替えは設定と素材を見直した後に判断する
私なら、Filmoraが重いからという理由だけでPCを買い替えません。まず無料でできる設定変更とバックグラウンドタスクの見直しを行い、それでもCPU・メモリ・GPUのどこかが明確に不足しているなら、その部分へお金をかけます。あなたのPCでも、原因さえ分かれば買い替えずに改善できる余地は十分ありますよ。
もし設定を見直してもFilmoraとの相性が合わないと感じるなら、PowerDirectorとFilmoraの違いを比較した記事も参考にしてください。
編集ソフトを変える場合も、同じ4K素材で無料版や体験版を試してから決めると失敗しにくいです。
なお、Filmoraの必要スペックや対応機能はアップデートで変わることがあります。正確な情報はFilmora公式サイトをご確認ください。PCの増設や交換に不安がある場合は、最終的な判断をPCメーカーや専門店へ相談してください。